半年ぶりに、根府川道場に再訪してきました。前回は滝行合宿で、今回は断食合宿4回目です。
初回の体験記は以下のリンクです。
根府川道場は、私がクンダリーニヨガ関連の記事を書く際によく引用している本「密教ヨーガ」などの著者である、本山博氏によって設立された場所です。
書籍紹介:密教ヨーガ―タントラヨーガの本質と秘法/本山博(著)|書籍紹介
根府川駅
根府川駅に着いたときは少し曇り。体感としてはそれほど寒くはなかったです。


駅の前にはいつもの白い車、ハイエースで道場まで送っていただきました。
今回の参加者は女性3名と私でした。車に入ってすぐに「高橋さん!」と声をかけられ、去年お会いした元気な70代女性がいらっしゃいました。この方は毎月参加されているそうで、今回が49回目だそうです。
ノルディックウォーキング
早速ウォーキングに向かいます。両手にストック(ポール)を持って、腕も使って全身で歩くノルディックウォーキングです。日常では使うことの少ない、広背筋や上腕三頭筋のトレーニングなどにも良さそうです。
今回は、真鶴周辺の林道と海沿いの道を歩きました。山と海をバランスよく歩けるので、秋冬には定番のコースとのことです。
スタート地点までは車で送っていただきます。
まず貴船神社にお参り。

早速長い階段で体が温まりました。海が見えて、良い場所の神社ですね。


そこから海沿いの遊歩道へ。ちょっと曇っていますが、気持ち良い道です。


真鶴は、新卒同期の友人が住んでいたところだったり、いま出張レッスンで毎週伺っている会社のカナダ人の方が住んでいるところでもあり(東京まで通っているそうで)、こんな気持ち良い道で散歩しながら生活しているのかなーなどと思いながら歩いていました。

いままで参加したコースでは、道場長は車で先導してくれていたのですが、今回のコースでは途中の林道から道場長も一緒に歩きました。
そのため今回は景色を楽しむよりは、歩きながらたくさんお話しできたのが良かったです。
森の中では話しながら歩いていたので写真は撮っていませんが、このあたりのヌシのような大きなクスノキが立っていたのが印象的でした。
山道を上ったところで、晴れてきました。

良い景色です。

そこから海へ下って、海岸で休憩していつもの酵素玄米梅おにぎりです。このときにはすでにかなり晴れていて、日焼けしそうなくらいでした。日陰はちょっと寒いですが、日向は十分暖かかったです。

休憩していたのはこのあたり。

ウォーキング中や車の中で、道場長から今回も本山博氏の超常エピソードをいろいろ聞けました。
私はなかなか良い師匠がいないのと、今はそれなりにバランスの良い生活ができてしまっているので、たまに探究のモチベーションが下がることもあるのですが、道場長は本山氏の力を目の当たりにしてきたので、それを探究しないわけにはいかない、といったお話しを聞きました。
ヴィヴェーカーナンダ氏がラーマクリシュナ氏に、超常的な世界の一瞥を体験させられたことに近いものを感じます。
参考:インドの光 聖ラーマクリシュナの生涯/田中嫺玉(著)|書籍紹介
湯河原で温泉
2時間半ほどのウォーキングの後、車で湯河原の温泉へ。

1時間半ほど滞在、少し料金はかかりますが、混んでいなくて良いお湯でした。
丘の上にあり、温泉の駐車場からの景色も良かったです。

経絡体操ヨガと瞑想
道場に戻ってから、御神前で経絡体操ヨガと瞑想。
私もレッスンでパワンムクターサナを元にした経絡体操的なことをやっていて、手のマッサージなども入れていますが、ここではそれを時間をかけて手足の指全てしっかり行います。
ポーズをとったりするヨガを想像している人には、ここで行われている経絡体操ヨガはかなりイメージが異なるものかもしれませんが、関節の気の流れが良くなってすっきりします。
今回行ったポーズといえば、ターダーサナとシャヴァーサナくらいですかね。
瞑想は、チャクラへの集中を主目的としているのでシッダーサナで座り、丹田(スヴァディシュターナチャクラ)への集中を行いました。
「クンダリニー・タントラ」を読む【43】第3章 6節:スワディシュターナチャクラの覚醒方法
私はこのところパソコン教室の仕事が少し多かったので、頭に気が集まりすぎていたこともあり、会陰や丹田に集中することはとても有効な気がしました。
晩ごはん
ヨガと瞑想が終わった後、少し休憩して晩御飯。
蒸し野菜と大粒の納豆、これもいつもとほぼ同じですが、たまに野菜の内容が変わります。
以下は前回滝行合宿のときに撮った写真です。断食合宿のときは、白飯は無しです。

少しおしゃべりをして、21時くらいに解散して22時くらいに寝ました。夜は結構寒いですが、暖房と布団乾燥機もあるので快適です。
朝の瞑想とツボ押し、朝ごはん
朝は6時前に起床。希望者が多ければもっと早く起きて日の出の時間に富士山を見に行くのですが、今回は行かず。
6時過ぎから御神前で瞑想して、般若心経などを唱えて(独特な宗教観)、お祓いをしていただきます。
始めた時刻にはまだ薄明るいくらいですが、だんだん日が昇って明るくなってきて、とても良い雰囲気です。
7:30からツボ押し。特殊な木の棒を使って、症状別に全身のツボを押していきます。気持ち良くて少し眠くなります。
その後、朝ごはんのスムージーを飲んで(ほとんど「食べる」感じの濃厚なものです)、断食合宿終了です。

まとめ
今回も色々な気づきがありました。一泊だけですが、体が軽くなった感覚があります。
特に丹田・チャクラに関する理解が深まり、本山氏が提唱していた経絡とチャクラの関係性の話も、最初は知識だけで理解していましたが、より実感を伴ってきたように思えます。
知って満足するのではなく、実践が大切ですね。
今日のヨガベーシックのクラスでは早速、しっかり手足のセルフマッサージを追加したりしました。
また暖かくなったころに、再訪しようかと思います。






