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国ごとに異なる「一般的なヨガ」と「インドのハタヨガ」の比較 〜体と文化〜

国ごとに異なる「一般的なヨガ」と「インドのハタヨガ」の比較 〜体と文化〜

身体的特徴や文化に応じて、世界で様々に変化するヨガ

いま世界では、文化圏ごとに様々なヨガが生まれています。

それぞれ身体的特徴や文化に応じて、インドの伝統的なヨガとは異なった点が重視されることもあり、興味深い変化を続けています。

世界で一般的に広まっているヨガの元になったのは、体を整えることが中心テーマとなっている「ハタヨガ(ハタ・ヨーガ)」です。

ハタヨガ自体も、深いヨーガの歴史全体からしてみればほんの一部分にすぎませんが、日本人と欧米人の思う一般的なヨガとインドのハタヨガをひとまず簡単に比較してみようと思います。

この記事の目次

インドのハタヨガの特徴

インドで私が習ったハタヨガ(シヴァナンダヨーガをベースにしたもの)は、

1:立位のポーズが少なく、逆転・後屈が多い
2:蓮華座(パドマーサナ)と組み合わせたポーズが多い
3:宗教的要素や、背骨を整えエネルギーラインを浄化するポーズ・浄化法・呼吸法が多い

といった特徴がありました。
(フレアプラスでは「シヴァナンダスタイル」のクラスで一部アレンジして行っていますので、興味がありましたらぜひ受けてみてください。)

≫シヴァナンダヨガのポーズ内容・順番

このインド風のハタヨガは、日本人にとっては

1→脚の筋肉があまり鍛えられない
2→蓮華座を組めるようになるまでに、結構時間がかかってなかなか進めない
3→ちょっと意味がよくわからない、宗教っぽくて嫌

と思われることが多いかもしれません。

そして欧米人は、

1→もっと筋肉を使ったエクササイズ的なポーズをたくさんやりたい(そっちが得意)
2→椅子生活が長いため、日本人よりもさらにあぐらや蓮華座が苦手
3→科学的・医学的に証明されてないことや、他宗教の儀礼的なものはやりたくない

と思う人も多いでしょう。

身体的特徴の違いや文化の違いによって、捉え方が異なります。

なぜインドのハタヨガは他と違うのか

ではインド人はなぜこういうハタヨガをするのかというと、

1:立位のポーズが少なく、逆転・後屈が多い理由

そもそもインドではアスファルトで舗装されていない道をたくさん歩いて移動する生活をしている人が多いため、十分に足腰が使われていて、立位ポーズで改めて脚を鍛える必要もないのでしょう。

あるいは、後に挙げるハタヨガの主目的においては、坐法が安定していて瞑想が長時間できれば、それほど足腰の筋肉は必要ないのかもしれません。

2:蓮華座(パドマーサナ)と組み合わせたポーズが多い理由

インドでは地べたに坐ることが日常的なので、椅子生活で股関節が固くなった欧米人や日本人に比べて、あぐらや蓮華座を組むのはたやすいことでしょう。

また、蓮華座はハタヨガの教典の中では特に重要とされているポーズで、「全ての病気を治す」とまで言われています。そして蓮華は下記に示すように各チャクラが坐しているシンボルとしても描かれており、とても大事に扱われています。

3:宗教的要素や、背骨を整えエネルギーラインを浄化するポーズ・浄化法・呼吸法が多い理由

ハタヨガの本来の目的であり、実は一番重要とされる要素に関係しています。

本来、筋トレでもなくストレッチでもなく、ハタヨガの目的は「一番下のチャクラ(ムーラダーラ・チャクラ)で眠っているクンダリニーというエネルギーを、背骨に沿って上昇させる」というところにあります(そこに特化したヨガをクンダリニーヨーガと言うこともありますが、これもハタヨガの一種と考えられます)。

これについてはまた改めてまとめたいと思いますが、宗教的な要素も多く含みますし、目に見えないものを扱うので、日本人・欧米人には受け入れにくい場合も多いでしょう。

とはいえこの目的のために、まず背骨はなるべく歪んでいないようにしなくてはいけないし、目に見える体も、目に見えない体も、できるだけ浄化して、気の流れを整える必要があります。

その過程において、実際に「姿勢を整える」「心を落ち着ける」といった実感できる効果として現れるので、宗教や目に見えないモノという知識を持ち出さなくても、「ヨガは、体に良い・心に良い」とされて世界中で行われるようになっているわけです。

インドで一緒に練習した欧米人仲間の様子

インドで一緒に練習した欧米人の仲間たちは、地べたであぐらをかいて長時間の座学を受けるのが耐えられなくて腰が痛い脚が痛いと言って、椅子やクッションを駆使して、なんとか坐っている人が多かったです(アドバンスレベルのティーチャーコースなので、日頃結構難しいポーズを練習してきた人々でも)。

宗教的な要素に関しては、ヨガを深めてきた中でその意味や価値を理解しているためか、特に避けている人はいないようでした。

洞察力を持って、自分に合ったものを取り入れ、バランスを取る

インド人の聖者が頻繁にキリスト教の聖書の文言を引用したりするように、文化的・宗教的な部分は、しっかり洞察力を持って接すればお互いの良さを理解できるのだと思います。

しかし長年の生活によって身についた体の癖は、短期間で解消されるものではないようです。

ただ、日本人でも欧米人でも、それぞれに合った練習を重ねることで色々なポーズができるようになっていき、「バランスが取れた心身」に近づいていけるのだと思います

苦手なポーズほど、心身を変えるために貴重なヒントを与えてくれます。

では、日本人はどんなヨガをしたら良いか?
下記の記事に続きます。

≫日本人に適したヨガ 〜正しい筋肉・深部柔軟性・陰陽バランス・洞察力〜

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