セルフケアやヨーガの勉強などのために、私が読んできた書籍を紹介していきます。
今回は、「正しく理想的な姿勢を取り戻す 姿勢の教科書/竹内仁(著)」です。
「正しく理想的な姿勢を取り戻す 姿勢の教科書」竹井 仁 (著)
この記事の目次
簡単に言うと、どんな本?
姿勢が崩れるパターンや、その原因となる筋肉や骨などに関する知識を詳しく解説した本です。
解剖学的な基礎知識から始まって、不良姿勢のパターンに応じた改善エクササイズ方法も豊富に載っています。
どんな人にオススメ?
解剖学的な用語がたくさん出てくるので、インストラクターや理学療法士の方などに適しています。ヨガやエクササイズの初心者にとっては用語が少し難しいかもしれませんが、骨格の絵を見るだけでも姿勢を改善するヒントが得られるかもしれません。
レッスンや治療に使うだけでなく、セルフケアとして、姿勢がそもそもどのように崩れているのかに気づくためのキッカケを得たい人や、それを改善する具体的なエクササイズを知りたい人にもとても役立ちます。
私個人の読んだ時期・感想
ヨガを教え始めて少したったころに買った本ですが、この本にはとても学ぶところがありました。写真に写っている本もちょっとボロボロになっているかと思いますが、かなりたくさん使ってきた気がします。
ヨガのポーズ「アーサナ」は「坐法・姿勢」などの意味で用いられる言葉ですが、姿勢って一体なんなのだろうか、と思い調べ始めたのがこの本に出会ったきっかけです。
人それぞれ苦手なアーサナがありますが、それは日常生活における姿勢が大きなカギを握っていると感じていました。「アーサナができるようになるためには、日常生活を変えなくてはならない」というか、そもそも「日常生活をもっと気持ちよくしていくためのヒントとして、アーサナがある」ということだと思いました。
そのため、日常でどのように姿勢が崩れているのか、どのように直したらいいのか、ということを一人ひとりに合ったやり方で教えられるようになれたらいいなと思いながら、この本などを読みながら研究し続けています。
この本に出ている姿勢改善エクササイズをみてみると、ヨガのアーサナのような形で行われているものが多く見つかることがわかりました。つまり、アーサナを正しく行うことは、姿勢改善にとても役立つというのだと改めて思えました。
アーサナは体全体に意識を向ける必要があり、なかなか難しいものです。しかし姿勢が崩れる主な原因となっている筋肉や骨の部位がわかったら、ピンポイントでその部位を使うエクササイズを行うのも有効であると思い、そういったテクニックをプライベートクラスなどでは取り入れるようにしていくようになりました。
本に出てくる用語は難しいですが、姿勢が崩れた骨格の図を見るだけでも、良い刺激になると思います。ぜひ日々の姿勢改善に役立ててください。
「正しく理想的な姿勢を取り戻す 姿勢の教科書」の目次
- 1 姿勢とは何か?
- 2 重心と姿勢の関係
- 3 姿勢調整に関わる構造の安定性
- 4 不良姿勢改善のための一般的指針
- 5 立位姿勢の評価と修正エクササイズ
- 6 座位姿勢の評価と修正エクササイズ
- 7 臥位姿勢の評価と不良臥位姿勢の修正
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「正しく理想的な姿勢を取り戻す 姿勢の教科書」竹井 仁 (著)
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