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人が変わるための緒(いとぐち)

人が変わるための緒(いとぐち)

ブロックに気づいて、破壊する

人は現状に満足していない場合、それを変えたくてなにか行動しようとしますが、がんばってもなかなか変えられない・そのうち元にもどってしまう、ということが多いかもしれません。

私に会いに来られる方も、なにかを変えたくていらっしゃるのでしょうけれども、簡単に変わる部分もあれば、なかなか変わらない部分もあります。

人が変わるためにはどうしたらいいか?

それを妨げているブロックをこわす必要があります。ブロックをこわすと、自然にその力が湧いてきます。

ブロックがあると、力が湧いてこない状態なので、本当にやるべきことができず、必要ないものを食べすぎてしまったり、必要ない情報やお金を得ようと執着してしまったり、ただでさえ少ないエネルギーを無駄なことに使ってしまいます。

それをやめようと思っても、なかなか執着してしまって変えられないことも多いでしょう。

なにかをやめるにも、それなりにエネルギーが要ることもあります。

まずエネルギーがないと、どんなに本を読んだりしてテクニックを学んでも、なかなか実践できません。

現代日本にはあまりに余裕がない人々が多いので、そこから脱するには、本当に簡単な、ちょっとした緒(いとぐち)が必要なのかもしれません。

緒になる具体的な方法をひとつ、挙げておくとすれば、「体の固まっているところをほぐす」ということが考えられます。

体の中に、文字通りブロックのように固まっているところがあるかと思います。

人ぞれぞれ、固まりやすい場所は異なりますが、とくに現代人が固まりやすい場所を挙げておくとすると、「首の後ろ」「みぞおち」あたりからやさしくセルフマッサージしてみると良いかと思います。

これらはつまり、猫背のひとが主に固まりやすい場所です。猫背のひとはあごがあがっているので、首の後ろが固まります。

マッサージの方法は様々あり、その状態によって用いる手技をいろいろかえて試してみる必要があるかもしれません。自分を苦しめる元凶のブロックだからといってあまり憎しみをこめずに、愛をこめて、まずはやさしくさすったりタッピングしたりする程度の方法から試してみましょう。

みぞおちのかたまりは、主に気の滞りによる場合が多いので、吐く息にあわせてやさしく押して、溜まっている邪気を出すようなイメージでほぐすと良いでしょう。

もしトリガーポイントが原因で痛みがある場合は、多少強めのディープストロークマッサージが必要かもしれません。手技のバリエーションについては下記の記事も参考にしてみてください。

参考:セルフケアにも活用できる、ヒーリングや整体の「手技」の種類

これらの場所だけが凝っているわけではない場合が多いですが、どこかに変化を加えれば、全体が変化し始めます。その良い変化の波を全身に伝えるように、セルフマッサージをする際はなるべくリラックスして行いましょう。

またブロックは、心にも体にもあります。

心のブロック:気になっていること

体のブロック:筋肉のコリや骨の歪みなど

これらには、気づいているものもあれば、気づいていないものもあります。放置していると、そのうち本格的な症状として現れて「病気」にされてしまいます。

ひとつのブロックに気づいてこわせたら、次のブロックが見つかったりもします。そうやって、複雑にからまった心身を少しずつほぐしていきます。長い作業になるかもしれませんが、緒は必ずあります。

そして心と体のブロックは連動しています。体をほぐすと、心もほぐれてきますし、逆も然りです。過去のトラウマやずっと気にしていることが、体のどこかにコリや歪みを作っています。

心のほうが変化が激しく、心が乱れると、少し遅れて体も乱れていきます。

常に、ほぐれた心でいられれば良いですね。そうすれば体もかたまりにくいはずです。

ヨーガや瞑想などはそういった心身のコントロールがうまくなるための、良い練習法になるかと思います。

参考:瞑想・マインドフルネス入門

参考:セルフケア論

参考:行動力を高める「知足:サントーシャ」の解釈(追記)

男性ヨガインストラクター 高橋陽介の写真

高橋陽介

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