花粉症にはいろいろな要因があります。「いろいろ試してみたけれど、なかなか改善しない…ので、しかたなく薬でしのいでいる」という方も多いでしょう。
ただ、私も花粉症がありましたが今は改善できたので、いくつか試す価値のありそうな要素を紹介していこうと思います。
ご自分の体の変化を観察しながら、少しずつ試してみてください。
カパを高めない・カパを下げる食生活
アーユルヴェーダの考え方では、カパが過剰になると鼻炎や花粉症になりやすくなります。
(カパ・ヴァータ・ピッタの各ドーシャについての解説は下記の記事を参考にしてください。)
≫ヨガの選び方・食生活などの指針となる「ドーシャ」とは(アーユルヴェーダ)
そのため、カパを高めない、カパを下げるような食生活に少しずつ変えていくことが有効です。
いきなりまるっと食生活を変えようとすると、別の不調がでてくるかもしれません。変化は少しずつ、自分の体の状態をみながらすすめていきましょう。
冬の間にカパをためこむと、体が春にそれをブワーっと放出しようとして花粉症として現れることもあるので、冬にカパをためすぎないことも大切です(来シーズンは気をつけてみましょう)。
カパを高めるので、控えたほうが良い食べ物
・・・甘いもの・脂っこいもの・冷たいもの・重たいもの・鮮度の低いもの・作り置きしたものやレトルト食品
カパを下げる食べ物
・・・辛いもの・苦いもの・渋いもの・乾いたもの・軽いもの・温かいもの
また、基本的に食べ過ぎは控え、そして体を冷やさないようにしましょう。
もし甘いものが食べたくなったときは、ハチミツ(加熱していない状態)か新鮮な果物を摂ると良いでしょう。
その他のドーシャと食べ物の関係性は、下記の記事を参考にしてください。
≫食物の6味と6性質 〜今の体質(ドーシャ:ヴァータ・ピッタ・カパ)に合ったものを食べる、アーユルヴェーダの助言〜
花粉症を改善するかもしれないシリーズ
今回はアーユルヴェーダの考え方から、花粉症を引き起こす「カパ」を下げる食生活を紹介しました。
その他、呼吸法やヨガポーズなどについても目を向けてみてください。