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ネティ(鼻うがい・鼻洗浄)を小学生がやってくれていて、嬉しかった話

ネティ(鼻うがい・鼻洗浄)を小学生がやってくれていて、嬉しかった話

呼吸は大事、両鼻がよく通っている状態をつくるため、朝の習慣に

今日のレッスンで、ちょっと嬉しい話を聞いたので書いておきます。

私も毎朝行っている、ネティ(鼻うがい・鼻洗浄)という習慣があります。

「鼻うがい」といっても「吸ったり吐き出したり」する難しいものではなく、ただ左右の鼻の間に水を「流す」だけです。

水を一度沸かして、人肌程度に冷ましてから食塩を1%ほど溶かしたもの(生理食塩水)を、ネティポットというきゅうすのような容器に入れて、頭を傾けて片方の鼻から流し込み、他方の鼻から出す(勝手に流れ出てくる)というやり方です。詳しいやり方は以下の記事に書いてあります。

参考:ネティ(ネーティ・ジャラネティ・鼻洗浄・鼻うがい)のやり方

以前から、花粉症の時期などに紹介してきました。

ネティを行うと鼻がよく通り、その効果は一時的ではなく、意外と一日中続くように感じられます。「余計な粘液が出ないようになる」という感覚です。両鼻の間を水が通り抜けていくため、目や頭もスッキリする感じがあります。

全てにおいて呼吸は大事ですが、鼻が通っていないと話になりませんので、毎朝行うようにすると良い習慣になります。

レッスンに通っている方には必要に応じておすすめしていますが、なんと今日来られた方の小学生の息子さんが、お母さんがやっているのを見て興味を持ち、ネティをやってみてくれて、鼻がスッキリ通るのを気に入って、たびたび「やりたい(生理食塩水をつくってくれ!)」と言ってくれるようになったという話を聞きました。

ネティが小学生に広まる(気が早いですが)などというのは想像していなかったので、とても嬉しい話でした。

無理やりやらせたのではなく、自分からやってみて、その効果に気づいてくれたというのが、とても良いことですね。

私も昔から呼吸器系が弱く、小学生のときは長いこと耳鼻科に通っていましたし、大学生ぐらいまでずっと喉が弱かったのですが、ヨーガやネティなどの習慣を始めることで呼吸は磨かれてきたと思います。もし小学生のときに知っていたら、もっと楽な人生になっていたかもしれません。

ネティという技法は、ハタヨーガの教典に載っている古くからある浄化法の中のひとつで、少なくともハタヨーガ・プラディピカーが書かれたとされる16世紀ごろにはあったのでしょう。

なんだか難しそう・痛そうという印象の人もいるかもしれませんが、手順をまもって行えば、全く痛くありませんし、頭を傾けて食塩水(1%程度)を片鼻から流し入れるだけです。

インドで習った先生が行っている様子です↓


(出典:https://yogaalliance200500.com/photo/)

ただ衛生面には気をつけて、終わった後にすぐ鼻をかむのではなく、耳穴をふさいで両鼻から強くフン!と水を出す動作もしっかり行ってください。

両鼻がしっかり通っていて深い呼吸ができるということは、心や自律神経の安定につながります。もちろん酸素もたくさん取り入れられて、頭の働きなどもよくなっていきます。

行動的すぎて困ってしまうようなお子さんたちも、ネティを試して自然に呼吸が深まれば、落ち着きがでてくるかもしれませんね。

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ネティ(ネーティ・ジャラネティ・鼻洗浄・鼻うがい)のやり方

男性ヨガインストラクター 高橋陽介の写真

高橋陽介

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