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アヴィディヤー avidyā

梵:अविद्या avidyā
英:ignorance, spiritual ignorance, unwise…

日:無知、無明

アヴィディヤーの意味

アヴィディヤーとは、「無知」などを表す言葉。日本語では「無明」などと訳されることもある。

ヴィディヤー vidyāは「智慧」などを表す言葉で、否定形のaを頭につけて「アヴィディヤー avidyā」となる。

ヴィディヤーとアヴィディヤー

智慧は外から授かるものではなく、元から備わっているものであり、様々な障害(煩悩)がそれを覆い隠している。

真の実在はブラフマンのみであり、この物質世界は幻(マーヤー)である、ということを人々は忘れている。その無知(アヴィディヤー)が様々な煩悩を生み出す。

クレーシャを生み出すアヴィディヤー

ヨーガスートラでは、真理を識別(ヴィヴェーカ)することを妨げる障害(煩悩)として、5つのクレーシャを挙げている。

  • 無知
  • 我想(エゴ)
  • 執着
  • 嫌悪
  • 生命欲

全ては無知(アヴィディヤー)から始まり、自己でないものを自己であると誤解していることから様々な苦しみが起こる。

大乗仏教においても、無明は最大の不浄であり、苦しみと輪廻の根本原因であるとしている。

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