私の個人的な経験もふまえて、メンズの方々向けの「ヨガウェア」の選び方についてヒントを書いてみます。
女性の方にも、ポーズを邪魔しない最適なヨガウェアとはどんなものか?を考える上で参考になるかと思います。
メンズの方々は、レディースよりもヨガウェアの選択肢が少なく、「メンズヨガをやる人はだいたいこういう服装しとけばOK」というイメージが、あまり決まっていないように思えます。
オシャレさはそれぞれのセンスにおまかせして、今回は以下のような実用性を重視して、選び方のポイントを挙げてみます。
- 伸縮性・丈の長さ・ゆったり感のポイント
- 素材のポイント(洗いやすさ・乾きやすさ・静電気・肌触り)
主に、ボトムス(パンツ)の話が多くなります。
メンズヨガウェアの伸縮性・丈の長さ・ゆったり感のポイント
関節の動きを邪魔しない伸縮性
すごく重要なポイントのですが、あまり伸縮性のないウェアを着ている人も結構いるように思えます。
伸縮性がないと、当然ながら関節の動きが制限されてしまいます。
私も過去に、ウェアを着た状態ではなかなかできなかったのに試しにウェアを脱いでやってみたらできるようになった!というポーズもありました。
たとえばボトムスに注目すると、以下のような膝をしっかり曲げる必要のあるポーズや、股関節周りの動きの大きいポーズなどは、ウェアの伸縮性が重要になります。
そのため、たとえばナイロンのカサカサしたパンツなどは、撥水性は良いけれども伸縮性が少なく、ヨガには適さないかもしれません。
トップスも、肩関節や背骨の動きを邪魔しないような伸縮性のある素材が良いと思います。
たとえば以下のようなポーズで、伸縮性が重要になります。
中途半端ではない丈の長さ
丈の長さは、好みもあるかと思いますが、あまり中途半端ではないほうが良いかもしれません。
たとえば肘下や膝下あたりで切れるような5分や7分の長さのものだと、肘関節・膝関節の動きに負担がかかることがあります。また、まくれあがっていたときなどには、関節の負担が突然変わったりすることもあります。左右でまくれかたが違っていると負担が偏ったりすることもあるでしょう。
細身のウェアであるほど関節の動きに関わってくるので、長いなら手首・足首近くまで覆う丈、短いなら肘上・膝上の丈が良いかと思います。
ゆったりしたものなら、あまり関節の動きに関係ないのでどんな丈でも良いかもしれません。
ゆったりorしめつけ感はお好みで
ゆったりがいいか、しめつけるものがいいか、これも好みで選んで良いかと思います。
レギンスやタイツのようなしっかりしめつけるものは、伸縮性によっては関節の動きが制限されます。それを利用して、関節を守るためのサポーター的に用いるというのも良いでしょう。
ゆったりしたものの場合、逆転ポーズなどの脚を高く上げるポーズをとったときに、ベロベロっとまくれあがってしまうのが気になることもあります。そのため、足首がゴムで適度にすぼまっているものを選ぶのも良いでしょう。
メンズヨガウェアの素材のポイント
素材もいろいろ好みやメリット・デメリットがあるかと思います。
私は個人的には「天然素材」をおすすめします。
綿素材は汗で重くなったり、洗ったときに乾きにくいなどもデメリットもありますが、静電気が起きにくいというのが最大のメリットだと思います。このわずかな静電気が、じつは気の流れなどにも結構影響しています。
たとえば重ねて着ているものが、天然素材+人工素材の場合はとても静電気が起きやすいので、こだわるなら下着も含めて天然素材のほうが良いでしょう。
しかしピッタタイプやカパタイプの方は汗で重くなったりなるのがストレスになるようであれば、人工素材のほうが気持ちよくヨガをできるかもしれません(参考:ドーシャ診断)。
ストレスなく気持ちよく動けるのが一番です。
私がよく着ているヨガウェア
参考までに、いろいろ試した末に私が最近よく着ているヨガウェアを挙げておきます。
個人的にはしめつけ系よりもゆったり系が好みです。
トップスは天然素材でいろいろなTシャツを着ています。基本的に半袖、ゆったりめのビッグTシャツが多いです。冬は綿や麻のゆったりめのニットやカーディガンなどを上に着たりします。
ボトムス選びはとても難しく、いろいろ試しましたが結局こちら↓に落ち着いています。Amazonで買えますが、たまに品切れしています。
Amazon:Krosta(クロスタ) ヨガパンツ メンズ ロング丈
素材はレーヨンで、伸縮性があり足首もすぼまっているので逆転ポーズもしやすく、要件は満たしていると思います。
薄いのですこしスケます。冬は中に綿のタイツを履いたりしています。下着も基本的に綿です。
他にもヨガウェア選びのヒントになりそうな記事を過去に書きましたので、参考にしてみてください。