梵:अङ्ग aṅga
英:limb, component, constituent
日:枝、部分、構成要素
アンガの意味
アンガとは、「枝」「構成要素」などを表す言葉。数字と組み合わせて、チャトラーンガ(4つに分かれる)、アシュターンガ(8つに分かれる)などの形で用いられることが多い。
チャトランガ(チャトラーンガ)
ヨガでは太陽礼拝にも含まれるチャトランガダンダーサナが有名である。
チャトランガという言葉は、インド発祥のボードゲームの名前としても知られる。
アシュタンガ(アシュターンガ)
ヨーガスートラに含まれるアシュターンガヨーガ(8支則のヨーガ)もよく知られている。
8段階のヨーガの実践により、サマーディ(三昧)に至る。
このアシュターンガヨーガ(8支則のヨーガ)は、現代ヨガの多くの流派において用いられている。
アーサナを呼吸とともにつないでいくヴィンヤサヨガを行いながら8支則を実践する、アシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨガも世界的に行われており、現代において「アシュタンガヨガ」という言葉はこの「アシュタンガ・ヴィンヤサ・ヨガ」を指すことが多い。
アシュターンガ(8支則)の内容
1.ヤマ 社会的規範
2.ニヤマ 個人的規範
3.アーサナ 姿勢・坐法
4.プラーナーヤーマ 調気
5.プラティヤハーラ 感覚制御
6.ダーラナ 集中
7.ディヤーナ 瞑想
8.サマーディ 三昧
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