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チャンドラ candra/chandra

梵:चन्द्र candra/chandra
英:moon, water…

日:月、水、黄金、輝く…

チャンドラの意味

チャンドラとは、「月」などの意味の言葉。

太陽を表す「スーリヤ(スリヤ)」との対比でよく用いられる。

インドの独立運動家で日本との関係も深いチャンドラ・ボース氏など、人名にもよく用いられている。

チャンドラの名前がついたアーサナ(ヨガポーズ)

月を表す「チャンドラ」が使われるヨガポーズとしては、アルダチャンドラーサナ(半月のポーズ)が有名である。アルダは「半分の」の意味。

ただしこの名前のヨガポーズは、流派によって異なったものを指している。一般的な現代ヨガでのアルダチャンドラーサナは以下の立位バランスポーズである。

アルダチャンドラーサナ

一般的な現代ヨガではアンジャネーヤーサナと呼ばれているものが、シヴァナンダ系ヨガではアルダチャンドラーサナと呼ばれていたりする。現代ヨガでは半月ではなく「三日月のポーズ」と呼ばれることもある。

アンジャネーヤーサナ(アルダチャンドラーサナ)

また、スーリヤナマスカーラ(太陽礼拝)に対してチャンドラナマスカーラ(月礼拝)も存在するが、流派によってそのやり方はかなり異なるようである。サティヤナンダヨガのチャンドラナマスカーラと、現代ヨガのクリパルヨガが行っている月礼拝などが知られている。

チャンドラの名前がついた呼吸法

スーリヤ(太陽)の名前のついた、スーリヤベダナプラーナーヤーマ(太陽の呼吸法)はよく行われていて、これは右の鼻から吸って左の鼻から吐くというやり方である。

その逆の流れで、左の鼻から吸って右の鼻から吐くという呼吸法をチャンドラベダナプラーナーヤーマ(月の呼吸法)と呼ぶこともある。

ただし、チャンドラベダナプラーナーヤーマは単独で行うべきではないとされることもあり、スーリヤベダナプラーナーヤーマほどは一般的に行われていない。

これらを交互に行う、左から吸って右から吐き・右から吸って左から吐く、というやり方のナディショーダナ(アヌローマ・ヴィローマ)プラーナーヤーマは、陰陽・自律神経のバランスを整えるためにも有効であり、一般的によく行われている。

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