梵:मनस् manas
英:mind, imagination, will, sense, perception…
日:心、意志、知覚
マナスの意味
マナスとは、「心」「意志」「知覚」などを表す言葉。
「クンダリニー・タントラ」を読む【12】第1章 4節-1:クンダリニーと脳の関係
マナスとブッディ
マナスは五感からの情報を処理する「感覚的な心の機能」を指し、ブッディは知性・判断・意思決定を行う「理知的な機能」を指す。
すなわちマナスが情報を収集・処理するのに対し、ブッディはその情報を評価し正しい判断をする役割を持つ。
肉体の機能とマナス・シャクティ
クンダリニー・タントラにおけるマナス・シャクティの説明としては、たとえば脳の中の大部分は休眠状態であるが、そこには生きるためのプラーナ・シャクティはあるが、意識が働くためのマナス・シャクティはない状態と言われる。
プラーナーヤーマなどの行法によって、肉体の眠っている機能を呼び覚ますことができる。
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