梵:वायु prāṇa
英:energy, wind, air inhaled, power, life, spirit…
風・気・エネルギー。
アシュタンガ(8支則)におけるプラーナーヤーマ(調気法)として「プラーナ」という言葉に触れる機会がある。
第3段階のアーサナ(坐法・姿勢)で体を整え、第4段階のプラーナーヤーマで気を整える。アーヤーマは「抑制」「制御」などの意味。
「プラーナ」はいくつか異なるエネルギーを表すことのある用語で、宇宙の働きをコントロールするユニバーサルエネルギーを表すこともあり、自己のプラーナマヤ・コーシャを構成する以下の5つのヴァーユ(気の流れ)を表すこともある。
- プラーナ・ヴァーユ
- アパーナ・ヴァーユ
- サマーナ・ヴァーユ
- ウダーナ・ヴァーユ
- ヴィヤーナ(ヴャーナ)・ヴァーユ
5つのヴァーユを総じて「プラーナ」と称することもあり、5つの中の一つにも「プラーナ」があるため、用語を用いる際はどのエネルギーを示しているか注意する必要がある。
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