ヨガ用語辞典一覧へ 初めての方/目的別MENU

プラーナーヤーマ(プラーナーヤマ・プラーナヤーマ) prāṇāyāma

梵:प्राणायाम prāṇāyāma
英:suspending the breath

日:調気法、呼吸法、気の抑制

プラーナーヤーマ(プラーナーヤマ・プラーナヤーマ)の意味

プラーナーヤーマ(プラーナーヤマ・プラーナヤーマ)とは、「調気法」「呼吸法」などの意味で使われる言葉。

プラーナは「気」「エネルギー」、アーヤーマは「抑制」「制御」などの意味。言葉自体の意味としては、「気の抑制・制御」などの意味合いとなる。

アシュターンガヨーガ(8支則のヨーガ)におけるプラーナーヤーマ

アシュタンガ(8支則)における第四段階。

第3段階のアーサナ(坐法・姿勢)で体を整え、第4段階のプラーナーヤーマで気を整える。

調気法・呼吸法などと訳されるが、ヨーガ・スートラにおけるプラーナーヤーマは、呼吸を止めることによって心が落ち着き一点に定まると示されている。

そのため、様々な呼吸法が行われる中で最終的に行き着くのは「自然な止息(ケーヴァラ・クンバカ)」であるとされる。現実的にこのケーヴァラ・クンバカは、ほとんど止まっているかのようにとても長くゆっくりと呼吸している状態であるとされる説もある。日本でも「長生き=長息」などと言われ、呼吸をコントロールすることは長寿の秘訣とされる。

ハタヨーガにおけるプラーナーヤーマ

ハタヨーガプラディピカーではクンバカ(止息)とほぼ同様の意味の語として扱われている。プラーナーヤーマは、ムドラーへとつながる重要な行法の一部を担う。

呼吸における「吐く・吸う・止める」の過程は、ハタヨーガでは下記のような名前で呼ばれる。

呼気:レーチャカ
吸気:プーラカ
止息:クンバカ

呼気のあとに行うか、吸気のあとに行うかによって、クンバカには下記の2種類がある。

息を吐ききってから止める:バーヒャ・クンバカ
息を吸ってから止める:アンタラ・クンバカ

また、意識的に行われるか無意識的に行われるかによって、下記の2種類に分けられる。

意識的なクンバカ:サヒタ・クンバカ
無意識的なクンバカ:ケーヴァラ・クンバカ

関連記事

関連用語

ヨガ用語辞典へもどる

サイト内検索

コラムを探すページへ