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プラーナーヤーマに関するコツ・ヒント1 〜まず意味を知る〜

プラーナーヤーマに関するコツ・ヒント1 〜まず意味を知る〜

呼吸の作法だけでなく、意識をうまくつかって実践する

ヨガや瞑想を深め始めたとき、アーサナ・坐法の次にプラーナーヤーマにチャレンジし始める人が多いかと思います。

しかしアーサナに比べるとちょっとよくわからなくて、結局習慣にはできていないという人も多いかもしれません。

今回はプラーナーヤーマの意味や、つまづきがちなポイントについて簡単に書いておきます。

用語辞典:プラーナーヤーマ

この記事の目次

「プラーナーヤーマ」の意味とポイント

目的は「心」のコントロール

「プラーナーヤーマ」は、一般には「呼吸法」として解釈されることの多い言葉です。

意味としては「プラーナ(気・生命エネルギー)」を「アーヤーマ(抑制・コントロール)」するということですが、サンスクリット語は一つの言葉にも様々な意味があり、プラーナーヤーマの意味も少し解釈に幅があるようです。

たとえばヨーガスートラでは「心の働きを止めること」をヨーガのゴールとしており、そのときには気の流れが止まっているということになり、つまり呼吸も止まっています。

一般に呼吸法というとプラーナを取り入れて体に流し、活性化したりするイメージもありますが、このヨーガスートラのゴールの状態を考えると、プラーナが「抑制」されて止まっている、という意味にとれます。

ヨーガスートラによれば、快適で安定したアーサナが成った後、規則的な呼吸を行い、集中が深まっていくと、自然と呼吸が止まった状態(ケーヴァラ・クンバカ)が起こるといいます。

瞑想が深まる経験をしたことがある人なら、呼吸が自然とゆっくりになって、ほとんど止まっているような状態に近づいていくのに気づいたことがあるかもしれません。

参考:ヨーガスートラ解説 2.49-2.53 〜プラーナーヤーマ(調気・呼吸法)〜

「息を止める」ところも重要

「呼吸法」というと吸い方(吸息)と吐き方(呼息)が重要のように思えますが、心を落ち着けるためには止息の状態も重要です。

どのように止息の状態に入り、どのくらいキープして、どのように抜けるか、というやり方によってハタヨーガの呼吸法には様々なバリエーションがあります。

息を止めることを「クンバカ」といい、意図的な止息(サヒタ・クンバカ)と、心が落ち着いたときに自然におこる止息(ケーヴァラ・クンバカ)があります。

ハタヨーガのクンバカの中には、心を活性化するようなものもあり、ここでは「抑制」というよりも「コントロール」という意味でプラーナーヤーマが用いられているように思えます。

ハタヨーガでは「意図的に」様々なクンバカを用いて、心の働きを活性化したり・バランスをとったり・鎮静化したりします。

参考:ハタヨーガプラディーピカー概説 2.71-2.78 〜最後のプラーナーヤーマ、ケーヴァラ・クンバカ〜
参考:ハタヨーガプラディーピカー概説 4.1-4.34 〜ヨーガが成った状態を表す、様々な表現〜

呼吸の作法だけでなく、意識も含めてのプラーナーヤーマ

ヨーガスートラやハタヨーガの文献から考察すると、プラーナーヤーマが目的としているのは心のコントロール、そして「気」のコントロールのようです。

先日記事を書きましたが、「気」は「意」にしたがって動きます。

参考:気は意に従う

そのためプラーナーヤーマでは「呼吸の作法」だけでなく、「意識の使い方」も重要ということになります。

意識の使い方によって、見た目上は同じような呼吸をしているように見えても、その効果は全く異なってきます。

プラーナーヤーマがうまくいかない例

プラーナーヤーマが習慣にできない人は、主に下記のようなところでつまづくようです。

  • やり方が正しいのかよくわからない
  • 効果がよくわからない
  • 集中がもたない

どれも、「意識」がうまく使えていないことによって起こっているように思えます。

意識をしっかり使って行えば、気をつけることがたくさんあり、そして気づきもたくさんあり、雑念など入るスキもありません。

たとえば片鼻呼吸をする場合、右鼻から吸うときに尾骨先端から背骨の右側を通って意識を上げ→眉間に到達させてバンダを使いつつ眉間に意識をキープ→左鼻から吐きながら背骨の左側を通って意識を下げ、尾骨先端へもどす、というように意識をしっかり働かせながら行うと、背骨周りの全身に関わる神経が活性化され、いろいろな効果が現れてきます。

これを右側→左側だけでなくチャクラごとに交差させて行う(たとえば尾骨先端から仙骨までは右側から上げて、仙骨からヘソまでは左側から上げる)といったやり方もあり、また違った効果になります。

この「意識の通り道」こそが気の通り道「ナディ」となり、ナディが通ることによって体のいろいろな部分が適切に働くようになります。

意識をどのように扱っているかは、ヨガの先生の見本を見ても、肉眼ではなかなかわからないかもしれません。

ただただ見た目上の作法だけ真似して、キョロキョロ目が泳いでしまったり別のことを考えたりしていると、あまり効果が現れないので、習慣にせずにやめてしまうことになってしまうでしょう。

まずは呼吸の作法を体で覚えるのも大事ですが、意識をどのように通すかといった話も注意深く聞いて、私にはカンケーなさそう・難しそうと思ってしまわずに、少しずつ実践してみるようにしてみてください。

プラーナーヤーマの選び方や、どのくらいの回数・頻度で実践するかについては次の記事に書きました。

次の記事:プラーナーヤーマに関するコツ・ヒント2 〜効果と選び方・実践方法〜

私のオープンクラスのレッスンでは現在、ヨガベーシック・シヴァナンダスタイルのクラスでカパラバティ片鼻呼吸(アヌローマヴィローマ・ナディショーダナ)の練習を行っています。

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