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左右があるヨガポーズを、均等にできるようにするには

左右があるヨガポーズを、均等にできるようにするには

「できている側」を手放して、純粋な心と体で再び始めてみる

左右の違いは様々な病気や不調の種になる

ねじりのポーズ(アルダマツェンドラーサナ)のように、左側と右側があるポーズを行なったときに、「片側だけすごくできるけど、反対側は異常にできない」ということを経験された方は多いと思います。

特に骨盤周りの癖や歪みが関係していることが多く、椅子文化の国の人々によく見られる特徴です。

この癖や歪みは、様々な病気や不調も引き起こす種にもなります。

左右両側があるヨガポーズやピラティスの動きは、自分の癖や歪みに気づき、直していくための効果的な練習になります。

バランスを取り戻すには、片側に執着しないこと

体を均等にバランスよく使えるようになるためには、「できている側」に執着しないことです。

まず「両側ともあまりできないけれど、均等な状態」に戻ることを意識すると良いと思います。

できている側が一旦できなくなるのは、不安・もったいないといった気持ちになるかもしれませんが、それもまた手放すべき雑念です。

「できている」と思っても、反対側が異常にできない場合は、それは代償動作を利用した幻であることが多いです。そのまま片側ばかり練習しても、何年も状況が進まないどころか、別の歪みが進んでしまうこともあります。

一旦、ニュートラルに戻って、子供が最初に歩き方を覚えるように、行ってみましょう。

癖や歪みや、過去の出来事やトラウマなどから生まれます。それが起こる前の体に戻って、純粋な心と体で再び始めてみるということです。

「いままでこうやってきたから」という執着を捨てて、正しいやり方を、初心に戻って身につけていくこと。遠回りのようで、実は近道です。

左右を同じ時間・回数だけ練習するのが良いのかどうか

一般的なレッスンでは、ヨガポーズにしてもピラティスエクササイズにしても、左右を同じ時間・回数で行うことが多いかと思います。

偏りをなおすという点から考えると、プライベートレッスンや自己練習などでは、必ずしも左右同じだけやる必要はないかと思います。

どちらを多くやるかというと、

  • 歪みをなおすという観点から言うと、「やりやすい」方を多く行う
  • 筋力をつけるという観点から言うと、「やりにくい」方を多く行う

というように考えると良いかと思います。

操体法でも用いられている基本的な考え方ですが、「歪んでいるものを、より歪ませるほうが難しい」と考えると、「歪みがなおっていく方向のほうが、やりやすい」ということになります。

筋力が足りないという意味でいうと、やりにくい方が多く行ったほうが、筋力のバランスはとれていくということになります。

真逆のことをしてしまうこともありえますので、どちらを狙っておこなっているのか、気づきを磨きながら左右の練習を行っていくと良いかと思います。

参考記事

男性ヨガインストラクター 高橋陽介の写真

by 高橋陽介

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