梵:चक्र cakra
英:wheel, disk, cycle…
車輪、円、円盤、渦。
文字通りの意味では、車輪や円などを意味する。
現代一般的にチャクラと呼ばれるものは、ハタ・ヨーガにおいて重要視される、体の中にあるエネルギーセンターである。
主要なものは6つあるいは7つと定義されることが多く、体の真ん中を通るエネルギーライン上にあると定義されたり、背骨の中にあるとされたり、その位置に関しては諸説存在する。
- 第1チャクラ:ムーラダーラチャクラ(会陰または尾骶骨)
- 第2チャクラ:スヴァディシュターナチャクラ(恥骨または仙骨)
- 第3チャクラ:マニプーラチャクラ(おへそあるいはおへその下)
- 第4チャクラ:アナーハタチャクラ(心臓)
- 第5チャクラ:ヴィシュッダチャクラ(のど)
- 第6チャクラ:アージュニャーチャクラ(眉間)
- 第7チャクラ:サハスラーラチャクラ(頭頂あるいは頭頂の上)
チャクラへの瞑想やアーサナ・ムドラーによる身体的な行法を行い、それぞれのチャクラが活性化(「開く」あるいは「回す」と表現される)することで、心身に変化が現れるとされる。
(例:ムーラダーラチャクラに集中し活性化させることで、地に足がつき落ち着いた心が現れる、など)
チャクラの場所や形状に関する諸説
肉体の周りに幾層もの体が取り巻いていると考えられ、チャクラはそれぞれの体と周りの空間がエネルギーのやりとりをするための出入口であるとする説もある。
チャクラ自体はセンターライン上にあるのではなく、それぞれの体の表面上にあり、2〜6チャクラは体の前面と後面に開いていて、1は下に、7は上に向かって開いているとする説もある。
数は7つが主流であるが、 頭上のチャクラを入れて8つとする場合もあり、13とする場合もある。これは音のオクターブをピアノの白鍵だけで数えると7音だが黒鍵を入れると13となることと対比される。
7つと定義する中でも位置の定義が若干異なる場合もある。特に脾臓チャクラについてはヨーガの理論と神智学の理論で大きな違いとなっている。
チャクラの研究に関しては、以下のページを参照。
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