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同じやり方に執着しない、少しずつ変えて試みる

同じやり方に執着しない、少しずつ変えて試みる

自分と環境の変化に気づいて対応する洞察力

ヨガのポーズでも、仕事でも。

一度試みてうまくいかなかったやり方を、「繰り返していればできるんじゃないか?」と思い込んで繰り返してしまって、結局いつの間にか時間を無駄にしていたり、悪い方向へ大きく傾いていってしまっていたり、そんな状況を良く目にします。

やり方に執着してしまう理由としては、

・このやり方が正しい、このやり方しかないと思いこんでいるから
・過去にうまくいったから
・たくさんの人がやっているから
・尊敬する人に教えられたから

といったものがあるでしょう。

たとえ一度うまくいったとしても、自分も世界も常に変化しているので、「全く同じやり方」を繰り返してもうまくいくことはありません。
失敗したのならなおさら、同じことを繰り返す前に一呼吸おいて、少しやり方を変えて試みましょう。

試み続けて、失敗し続けるのは悪いことではありません。その結果得られることもあります。ただ、時間も体力も無限ではありません。
自分の中で「こうしたらうまくいくかな?」という仮説を立てて、それを確かめるために試みていったり、客観的なアドバイスを得たりしながらやり方を変えていくのが良いでしょう。

当たり前のことのようですが、人はどうも執着しがちです。

たとえば、長年培った熟練の技で同じクオリティの製品を作り続けている職人さんも、体や環境の変化に合わせて少しずつやり方を変えているはずです。道具がすり減ったら、それに合わせて力加減も変えています。

やり方に執着することよりも、自分と環境の変化に気づいて対応する洞察力が必要です。

≫瞑想は集中力と洞察力を養う

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by 高橋陽介

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