オンライン個別レッスン 初めての方/目的別MENU
夏風邪に効くヨガポーズ・アーユルヴェーダの智慧

夏風邪に効くヨガポーズ・アーユルヴェーダの智慧

カラダの状態をよく観察しながら、自分に合った習慣をつくる

クーラーに当たりすぎたり、冷たいものを飲んだりしすぎて、冷気を溜め込んでしまうことで夏風邪の症状が現れてきます。

アーユルヴェーダの考え方で言えば、冷たく重たい性質「カパ」が溜まった状態です。

≫ヨガの選び方・食生活などの指針となる「ドーシャ」とは

カパが溜まると、粘液が過剰になって鼻水がとまらなくなったり、気分は怠惰になっていき動きや頭の働きが鈍くなっていきます。

そのため、夏風邪の治療や予防には、カパを溜め込まないような習慣が有効です。

この記事の目次

カパをバランスするヨガポーズ

カパに効くポーズは、後屈系のポーズと言われています。

椅子に坐っていると猫背になりがちなので、姿勢の改善や腰痛の予防などのためにも、後屈を行うと良いでしょう。

後屈のコツは、首や腰だけに負担が集中しないように背骨全体を伸ばしながらアーチをつくるようにします。

椅子に座ったままでも、たまには背もたれから背中を離して、気持ちよく胸を反らしてみるだけでも効果があります。

ヨガポーズとしては、下記のようなもののなかから、レベルや気分に合わせて選択すると良いでしょう。

≫セツバンダサルヴァンガーサナ(橋のポーズ)

≫マツヤーサナ(魚のポーズ)

≫ウシュトラーサナ

≫アップドッグ(ウルドゥヴァムカシュヴァーナーサナ)

後屈ポーズにしっかり取り組めるヨガレッスンとしては、シヴァナンダヨガがおすすめです。

≫シヴァナンダヨガのポーズ内容・順番

カパを溜めこまない食生活

カパを高めてしまう食べ物・飲み物は、冷たいもの・重いもの・甘いもの・脂っこいもの・鮮度の低いものです。

とりあえず、アイスはなるべく避けて、冷たくて甘い飲み物は最小限にしたほうが良いでしょう

また、食欲がないときは無理に食べすぎないことです。内臓が冷えているときは、消化力も弱っています。消化の良い・温かい・栄養のあるものを少量食べるようにしましょう。

≫食物の6味と6性質

過剰な水分を減らす習慣

鼻水を減らすには、鼻洗浄「ネティ(ネーティ)」が有効です。

≫ネティ(鼻洗浄)のやり方

暑いので水分補給しましょう!と激しく言われていますが、冷たい飲み物を飲みすぎてしまうと、体を冷やして水分が過剰になり、結局は夏風邪につながってしまうことがあります。

水分補給も大切なのですが、注意深くカラダを観察して、汗をかいたからといって反射的にガブガブ飲むのではなく「ほんとうにカラダが水を必要としているのか?」を感じ取れるようになっていくと良いでしょう。

口の中がかわいていたり、逆にねばねばするような状態であれば、うがいをするのもおすすめです。使うのはふつうの水でも良いですし、ネティと同様な生理食塩水を作れるならばより効果的です。

ヴァータ(排出する力)・ピッタ(熱・消化力)を高める

カパの反対側、ヴァータとピッタを高めることも有効です。

ヴァータは排出系の流れを司っているので、弱まってしまうと冷気や水分を溜め込みやすくなります。

クーラーや冷たい飲み物によって内臓が冷えてくると、消化力を司るピッタの力が弱まっていき、夏バテにつながります。

ヴァータを高めるには、よく動くこと、運動することです。太陽礼拝やアシュタンガヨガのようなヴィンヤサヨガを習慣にするのもとても良いでしょう。とくに後屈のアップドッグやコブラは念入りに行いましょう。

≫太陽礼拝A

ピッタを高めるには、簡単なやり方としては温かいもの・スパイスがきいたものを食べることです。ショウガパウダーを持っておくと、とても応用がききます。

暑いからといってじっとしていたり、悪い習慣を変えずにいると、カパが溜まっていってどんどん怠惰になっていきます。

体に悪いのでは…と思っている習慣があるのならすぐに手放して、自分に合った良い習慣に変えていけるようにしましょう。

夏にも冷え性になってしまうという人は、以下の記事も参考にしてみてください。

参考:手足末端の冷え性対策(夏)

男性ヨガインストラクター 高橋陽介の写真

by 高橋陽介

お読みいただきありがとうございます。他にもコラムを多数公開しています。
より知識を深めたい方には、オンラインプライベートレッスンを行っています。

コラムを探す オンラインレッスン

公式LINE レッスン料金 スケジュール

※記事内容は執筆当時の情報・見解によるもので、現時点では有効でない場合がございます。

※記事内容を参考にされて生じたトラブルなどについては、自己責任にてお願いいたします。

サイト内検索

コラムを探すページへ