手の厥陰心包経の役割
心包は「臣使の官」と呼ばれ、心を包んで保護し、内外の邪から心を守る(外衛)。
手の厥陰心包経の経穴一覧
PC1 天池(てんち)
穴性:開胸、清肺、止咳、平喘
PC2 天泉(てんせん)
穴性:開胸利気、活血通脈
PC3 曲沢(きょくたく)
要穴:合水穴
穴性:清営活血、降逆止嘔、除煩鎮痙
PC4 郄門(げきもん)
要穴:郄穴
穴性:寧心安神、清営涼血
PC5 間使(かんし)
要穴:経金穴
穴性:寧心安神、通経活絡、和胃去痰
PC6 内関(ないかん)
要穴:絡穴、八脈交会穴
穴性:寧心安神、鎮静止痛、理気和胃
PC7 大陵(たいりょう)
要穴:兪土穴、原穴
穴性:清心寧神、和胃寛胸
PC8 労宮(ろうきゅう)
要穴:滎火穴
穴性:清心瀉熱、安神涼血、和胃
PC9 中衝(ちゅうしょう)
要穴:井木穴
穴性:開竅蘇厥、清心退熱
手の厥陰心包経に関連するヨガポーズ(アーサナ)
心包経は脇から始まって腕の内側〜手のひらの真ん中を通り、中指へつながっている。
特に労宮は腎経の湧泉と同じくチャクラとして扱われることもあり、気を出し入れするために重要な経穴である。
腕を伸ばすアーサナにおいて、労宮を通るように手のひら〜腕の内側のラインを意識して行うと良い。
参考文献
「ツボ単―経穴取穴法・経穴名由来解説・〔ユ〕穴単語集」坂元 大海 (著), 原島 広至 (著)